子どもが大きくなってくると、手洗いの時に抱っこするのも大変になってきますよね。「子ども用の踏み台をそろそろ買おうかな?」と考え出したものの、「みんなはいつから使っているの?」「どんな種類があるの?」など迷いますよね。そこで今回は洗面台で子どもが一人で手を洗えるようにしたいときの、子ども用踏み台の選び方とおすすめの商品を実体験を交えてご紹介します。
子ども用踏み台を検討するおすすめ時期
子ども用の踏み台は「自分で手を洗う」習慣が身につく前の準備をおすすめします。具体的には、子どもと一緒に踏み台を使い2歳前から遊び感覚で台に乗る機会を与えるのが良いというのが実体験です。「自分で手を洗う」と実際に言い出したとき、踏み台がお気に入りになっていると積極的に自分から台を使いたがってくれます。子どもが踏み台の使用に慣れていないと、パパ・ママの抱きかかえによる手洗いをなかなか卒業できないなんてことも。
子ども用踏み台を使うメリット
●子どもの手洗い自立の補助
子どもが一人で手を洗えるようになるための必須アイテムといっても過言ではありません。保育園や幼稚園などのように、一般家庭では子ども向けの高さに作られた洗面台を設けているケースは非常に少ないと思います。そんなとき、身長の不足分をカバーしてくれる強い味方になります。
●パパとママの怪我予防
パパとママが毎度子どもを抱っこをしながら手洗いをするのはとても大変で、腰痛の原因になることも。子どもの成長スピードは様々ですが、想像以上に体格が大きくなる子も珍しくありません。子どもが大きくなるほど負担は右肩上がりです。
●使用場所の幅広さ
洗面台以外でも子ども用踏み台は活躍してくれます。例えばキッチンに立つときや玄関、トイレなど、多岐に渡って活躍が期待できます。のぼりにくい場所や手の届きにくい場所でサポートしてくれる有用アイテムです。
子ども用踏み台の選び方
第一に使用目的を決定する必要があります。今回は洗面台で使用する目的を前提にお話させていただきます。
●形状
子ども用の踏み台には1段だけのタイプと、2~3段の階段状になっているステップ式の2種類があります。扱いやすさを重視するならば、コンパクトタイプの種類が多い1段タイプがおすすめ。子どもが小柄で登りやすさを重視するならば、階段状になっているステップ式がおすすめです。
●種類
子ども用の踏み台には折りたたみタイプと、据え置きタイプがあります。いろいろな場所で使える汎用性や収納性を重視して選ぶなら、折りたたみタイプがおすすめです。ワンタッチの折りたたみタイプならば、子どもが自分で設置することも可能です。片や同じ場所で持ち運ばず限定的に使用する場合、設置する手間を省くことができる据え置きタイプが好まれる傾向があります。こちらの据え置きタイプは種類も豊富で、ご家庭の環境に合わせて選択しやすいです。
●安全性(安定感)
踏み台の幅や重さ、滑り止めの有無の確認が大切です。子どもは踏み台の真ん中に必ず乗って使用するとは限りません。むしろ何も考えずに踏み台に乗ると考えていたほうが賢明です。軽くて幅が狭い物は踏み台の端に乗ると浮き上がり、転んでしまう可能性があるので特に注意が必要となります。床面の滑り止めはスリップ防止に非常に役に立ち、足を乗せる天板に滑り止めが付いているのが理想です。ただし天板に関しては、子どもが帰宅後すぐに裸足になる生活習慣がある場合、あまり気にしなくても良いかもしれません。
●耐荷重
踏み台を長い期間使いたい場合は、耐荷重の確認が重要になります。耐荷重の優れている物は、踏み台が重くなる傾向があります。子ども自身による持ち運びを検討されている場合、総重量の確認も忘れないようにしてください。
●デザイン
インテリアの一部としてオシャレなものや可愛い物が数多く出回っていますが、主役はあくまで子ども。子どもが毎日使う物なので、実用面での必要な要素を優先的に吟味して選択することをおすすめします。
据え置きタイプの踏み台を選択した理由

私は子育て道具を取りそろえる際に何でも早くに準備をしてしまう性格ゆえ、長男が1歳を迎える前に検討して購入しました。子どもの体格がどうなるかなど不透明さが多い中で検討したため、購入したのは据え置きの2段タイプ(床面はゴム付き)です。軽量、安定感、子ども成長度合いを考えた場合に、バランスが良いと思われる物を選びました。当時の私は洗面台でのみ使う予定であったこと、ある程度子どもが大きくなったら折りたたみタイプ(1段)へ買い換えるつもりで検討していました。
据え置きタイプの踏み台を使ってみて
●メリット
幅広・2段タイプなので安定感があります。今まで子ども達は一度も転倒することなく、安全に使用できでいます。小柄な次男も段差1段の高さが約10cmと低めの設計なので早くから使うことができました。いちいち組み立てる必要がなく、洗面台の前に置きっぱなしなので直ぐに使いたいときに手間がかかりません。またプラスチック製なので軽く、子ども自身が持ち上げて位置修正を行えます。
●デメリット
据え置きで常に展開されているので場所をとります。洗面台のスペースの有無関わらず、大人が洗面台を使用する際に邪魔になるため、いちいち退かす手間がかかります。掃除機などをかける際にも退かす必要があり、かさばる難点を感じるでしょう。また常時展開されているので、ホコリなどのゴミがたまりやすい面も…。
実際に生活で使い出すと、据え置きタイプでも不動にして生活できるわけではありませんでした。退かす手間が多々生じるので、これなら折りたたみタイプのほうがスペースの限られている我が家には合っていたと思います。また私は子どもの成長に合わせて買い換える計画を当初はしていましたが、蓋を開けばまだまだ使える物を簡単に捨てて買い換えることに対し躊躇してしまい、結局勿体ない精神が邪魔をして使い続けています。
最後に
●失敗しないおすすめの選び方
踏み台の購入を検討される場合、子どもの体格など成長を見据えてからの購入でも遅くはありません。初めての子育ての場合は特に、私のように右も左も分からないまま、なんとなくで購入を検討される方も多いのではないでしょうか。折りたたみタイプにせよ、据え置きタイプにせよ生活場面では移動させる行為が必ず生じます。自宅内スペースや導線の確認、生活全体をしっかり想像した上で選ばれるのが失敗しない最大のコツです。尚、踏み台の高さに関しては子どもは直ぐに上れるようになるので、1段タイプが初めは高く感じられる物を選択するとしても心配いりません。長期間の使用を前提に検討される場合、スペースの有効活用の観点から折りたたみタイプ(1段タイプ)がおすすめです。
途中で買い換える前提で検討される場合、まだまだ使える物に対して手放せるかの勇気が試されます。私自身、当初は折りたたみ式への移行を前提に選択したものの、結果は勿体ない精神が勝り買い換えられず…。このことから1種類の踏み台で使用期間を乗り切る前提で選ばれるほうが、あとあとの後悔を回避できると思います。ご参考までに。
今回の内容が少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
おわり。